Column

ヴィーガンが白砂糖を食べない理由

2025年6月3日 私たちにできること

日本で作られている白砂糖の原料は

サトウキビや甜菜(砂糖大根)です。

これだけ聞くと

白砂糖は植物性だと思いますよね。

白砂糖のパッケージの裏面を見ても

原材料には「原料糖」としか書かれていません。

でも実は、砂糖の精製過程で動物の骨炭が

使われていることがあるんです。

(※すべての白砂糖に牛骨が使われているとは限りません)

骨炭(こつたん)とは

動物の骨を800℃以上の温度で蒸し焼き

にして作る黒い粒状の炭のことで

日本では食品添加物として

さまざまな食べ物に使われています。

砂糖を精製する過程でも

不純物や色素を除去する際に

使われていることが多いです。

ほかにもカニなどの甲殻類の殻を原料とする

キトサンを同様の用途に用いているメーカーもあります。

そのためヴィーガンの人たちの中には

白砂糖を避けている人も少なくありません。

農畜産業振興機構の調査データによると

令和5年度の砂糖(分みつ糖)の供給量は

575千トンでした。

これだけの量の砂糖を作るためには

相当量の骨炭やキトサンが使われていることが推測されます。

毎日使う砂糖だからこそ

動物にも私たちのカラダにも

やさしいものを選びたいですよね。

そのためには

甜菜糖や純黒糖、きび砂糖のように

精製されていない砂糖(含蜜糖)を

選ぶことをオススメします。

未精製の砂糖はミネラルやカリウム

カルシウムなどが豊富に含まれていて

栄養価が高いのも魅力です。