パーム油とヤシ油の違いをご存じでしょうか?
2024年9月11日 環境問題のこと
よく使われている植物油に
パーム油があります。
パーム油はプランテーション農業で栽培された
アブラヤシからとれるオイルです。
安価で利用しやすいことから
食品や化粧品など様々な商品に使われていますが
熱帯雨林を切り開いて栽培していることから
甚大な環境破壊を引き起こしているとして問題視されています。
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一方ヤシ油はココナッツオイルの別名で
ココヤシに実る果実(=ココナッツ)」
からとれるオイルです。
ココヤシもアブラヤシも
同じヤシ科の植物ですが
栽培環境は全く異なります。
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たとえばアブラヤシが
大規模な単一栽培に頼っているのに対して
ココヤシは背が高く
根が横に広がらない性質のため
バナナやマンゴーなど
様々な植物と共生しながら
育つことができます。
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また土のミネラル分を栄養源に育つため
栄養が足りなければ肥料として塩を撒いて
補給するなど農薬に頼らずに育てることも可能です。
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さらに、 ココヤシは実だけでなく
殻、葉っぱ、幹などもすべて活用できるため
捨てるところのない
植物としても知られています。
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実は数年前までは製品表示に
パーム油もココナッツオイルも
「食用ヤシ油」と表記されていました。
そのことが
2つを混同してしまう人が
増えた理由の一つかもしれません。
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今はココヤシから取れるヤシ油は
「ココナッツオイル」
と表記されるようになったので
製品表示を確認すれば
誰もがわかるようになっています。
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しかしパーム油は製品表示がわかりにくく
植物油
植物油脂
界面活性剤
マーガリン
グリセリン
ショートニング
など製品によって多様な名称で
表記されているので注意が必要です⚠️