今、スズメが減っていることをご存じでしょうか?
2025年5月8日 環境問題のこと

私たちにとって身近な野鳥“スズメ”。
一昔前は、そこかしこで
見かけることができましたが
2015年頃からその数が急激に
減少しているのだそうです。
このような変化は、オナガ、ホトトギス、
セグロセキレイ、バンなどの
身近な野鳥たちにもみられています。
環境省の調査事業
「モニタリング1000」 によると
スズメの記録個体数は
年7.4%と急激に減少しており
この減少率が長期間続く場合
環境省レッドリスト
(絶滅のおそれのある野生生物のリスト)
の判定基準の一つを満たす恐れがある
とまでいわれています。
スズメの激減の原因は
都市化による巣作りに適した場所の減少や
農薬の使用及び米の収穫方法の変化
などによる餌の減少、そして
気候変動による生態系への影響
などが挙げられます。
スズメなどの野鳥たちを守るためには
まずは、農薬の使用を減らすことです。
農薬を最小限に抑えたオーガニック農法の普及には
私たち消費者が需要喚起していくことも大切です。
また、建築計画を立てる時には
スズメなどの野鳥が住みやすいように
配慮するなども私たちにできることの一つです。
さらに、家に庭などがあれば
巣箱を設置して鳥たちが住みやすい環境を
整えてあげるなどもよいでしょう。
巣箱の設置方法は他サイトにも
いろいろと情報が出ているので
参考にしながら、ぜひ実践してみてください。