Column

レスポンシブルツーリズムとは

2025年7月7日 私たちにできること

レスポンシブルツーリズム(責任ある観光)とは

観光地の環境・文化・地域住民に配慮し

持続可能な観光を実現していく考え方のことです。

 

具体的には

✔️ゴミは持ち帰るか分別し、観光地の環境に配慮する。

✔️なるべく公共交通機関や徒歩・自転車などで移動し

地域住民の生活の妨げにならないよう心がける。

✔️地域の文化を尊重し、その土地の慣習を学んで

マナーを守った行動をする。

 

のような、旅行者の責任ある行動を

推進していこうとするものです。

 

レスポンシブルツーリズムの一例として

ハワイでは、美しい自然や伝統文化を守るために

「マラマハワイ(=ハワイを想いやる心)」を

キャッチフレーズに掲げ

 

✔️観光客にマイバック・カップ・ストローの持参

✔️有害物質の入った日焼け止めの禁止

✔️森林を訪れる時は靴裏の泥を落とす

など5つの具体的な行動を呼びかけています。

 

また、美しい島々からなるパラオ共和国では

オーバーツーリズムによる

深刻な環境破壊への対策として

ハワイ同様の日焼け止め規制や

管理保護区での行動規制などのほかに

入国時に

「美しい島を保護することを誓う」

といった誓約が書かれた

「パラオ誓約」への署名を行うことが

義務付けられるようになりました。

 

同様に、日本でも富士山が

2024年から入山料を徴収するようになりました。

また、5合目にゲートを設け

1日のゲート通過者が4000人を超えた場合

通行を禁止したり

午後4時から翌日午前3時までの間

登山道を閉鎖するなどの対策もとっています。

 

この背景には登山者の急増や

夜間の弾丸登山などの

オーバーツーリズムがあります。

旅行者のちょっとした心がけが

その地域で大切に育まれてきた自然や文化を

守ることにつながります。

 

今年の夏も旅行を計画している人は多いと思いますが

ぜひ、レスポンシブルツーリズムを

心がけてみてください🌱