Column

SDGs ⑯平和と公正

2025年8月18日 環境問題のこと

戦後80年を迎えた日本ですが、80年経った今でも苦しむ人が世界には存在します。

そして、世界には今も

紛争が身近な国や地域があり

たくさんの尊い命が犠牲になっています。

紛争の影響で大切な故郷を奪われたり

学校に通えなくなってしまった子どもたちもいます。

また、グローバルサウスの国や地域では

10人に2人の5歳未満の子どもが

出生届を出していないために学校に通えずにいます。

同じ理由から、病院に行けずに

命を落としてしまう子どももいます。

そして、人身売買のように弱い立場の人を搾取する目的で

暴力や脅迫、誘拐、詐欺などを行う人も後を立ちません。

一方、先進国では

家庭内暴力や児童虐待

性別や所得による格差が問題となっており

誰もが公平な機会を得られる社会の実現は

世界的に取り組むべき喫緊の課題です。

SDGs目標16 「平和と公正をすべての人に」は

このような問題を背景に制定されました。

目標16の目指していることは

争いのない平和な社会の実現です。

そのためには、紛争で故郷を奪われた

難民の方々への支援や

暴力にさらされている人たちの保護などを強化し

その上で、すべての人が公平な司法制度で

守られる社会を作っていくことが大切です。

そのために私たちができることは

信頼できるメディアや本などを通じて

まずは世界の現状を正しく知ることです。

また、難民支援や紛争地域の課題解決に

取り組む団体への寄付をすることで

実質的な支援を行うことができます。

そして、他者を尊重する気持ちを大切にすることが

何よりも、争いのない未来への第一歩となります。

まずは知ること、その上で自分にできることは何かを考えていきましょう.