アクアポニックスは小さな地球です
2025年9月26日 環境問題のこと

魚と野菜を一緒に育てる
次世代型農業システム「アクアポニックス」が
今、世界中で注目を集めています。
アクアポニックスとは
魚の養殖と野菜の水耕栽培を
循環で繋げたシステムのことをいいます。
従来の魚の養殖現場では
魚の排泄物や食べ残しですぐに水が汚れてしまうため
頻繁に水を捨てて入れ替える必要がありましたが
アクアポニックスはその水を
植物の肥料として活用し
植物が栄養を吸収し浄化した水を
再び魚の水槽に戻す
というように循環させることで
水資源を最小限に抑えることができます。
また都市部など限られたスペースでも
高い生産性を実現できるため
食料の地産地消にも貢献でき
土壌栽培で使う農機も不要となるため
輸送や農機によるCO2排出量も削減できます。
さらに、農薬や化学肥料も必要としないため
土壌を汚染する心配もありません。
このようにアクアポニックスは
従来型の農業や養殖の課題を解決する
持続可能な生産システムとして
今後の活用が期待されています。
小規模なものなら
DIYで自宅のベランダで実践してみることも可能なので
興味のある方は、ぜひ調べてみてください。