Column

プラスチックはいつ誕生したのかご存じでしょうか?

2026年1月5日 私たちにできること

19世紀後半、ビリヤード玉や櫛などの材料に使われていた

象牙の需要が高まり、多くのゾウが乱獲されていました。

そんな中、誕生したのが、世界初の人工素材「セルロイド」です。

このことからもわかるように

プラスチックは「自然を守るために、代わりの素材を作ろう」

という人間の知恵から生まれたのがはじまりでした。

最初のプラスチックは

“環境破壊を防ぐため”の救世主だったのです。

戦後、安くて軽く、加工しやすいプラスチックは、

私たちの暮らしを一変させました。

それまでガラスや金属でしか作れなかったものが

より安全に、より安価に手に入るようになったのです。

そして、プラスチックは“豊かさ”の象徴でもありました。

しかし、安くて簡単に作れるがゆえに

“使い捨て”という文化も一緒に広まってしまいました。

ストロー、レジ袋、ペットボトル、包装材…。

今ではその多くが、海や土の中に行き場をなくしています。

悪いのは、素材そのものではなく、

「必要以上に作り、すぐに捨ててしまう」私たちの使い方にあります。

ほんの数十年で、便利さの影にある問題が浮き彫りになりました。

プラスチックを“ゼロ”にすることは難しいけれど

“どう使うか”は変えることができます。

「詰め替え」や「マイボトル」、「再生素材の活用」

「リサイクルを意識した分別やデザイン」。

一人ひとりが“ちょっと立ち止まって選ぶ”だけでも

未来の風景を変えることができるのです。

「プラスチック  をどう使うか」は

これからの時代を生きる私たちに必要な

“新しい豊かさ”の選択なのかもしれません。