Column

鳥の飼育環境と鳥インフルエンザの関係について

2026年1月22日 私たちにできること

日本で飼育されている食肉用・卵用の鶏の

多くが過密な飼育環境で育てられています。

認定NPO法人アニマルライツセンターが

2017年に発表したデータによると

食肉用の鶏(ブロイラー)は

1㎡あたり平均46kg〜56kgの過密環境で

飼育されていることがわかっています。

これは、日本の一般的なブロイラーの

出荷体重(平均約2.5kg)から推計すると

1㎡あたり18〜22羽が密集して飼育されている

状態ということになります。

一方、EUでは1㎡あたり33kgと上限が決められているため

この数値を上回ることはありません。

 

12月〜3月頃にかけては

鳥インフルエンザの流行が気になる時期です。

このような過密飼育環境では

1羽の鳥が感染すると瞬く間に

ウイルスが全体に広まってしまいます。

また、感染個体が増えるほど

ウイルスが複製される回数が増え

変異が起きる機会も多くなるため

より感染力の強い型や毒性が高い型が

出現する可能性も考えられます。

 

このように家禽の過密飼育は

鶏たちに強いストレスを与えるだけでなく

感染が広がりやすい状態をつくってしまうのです。

鳥インフルエンザが発生するたびに

多くの家禽が大量に殺処分されてしまう現状は

私たち消費者も無関係ではありません。

過密飼育を前提とした生産体制を変えるには

日々の選択が大きな力になります。

買い物時にアニマルウェルフェア認証マークのある商品や

「平飼い」「放し飼い」の商品を選ぶなど

今日の買い物から変えていきましょう。