夜のパン屋さんを知っていますか?
2026年1月31日 私たちにできること

環境省の発表によると
日本の食品ロスは2022年時点で472万トン。
一方で世界には飢餓で苦しんでいる人が
7億人近くもいると言われ
食の不均衡を巡る問題は依然として深刻です。
日本の食品ロスのうち事業者から出るロスの原因の一つに
「売れ残り」があります。
たとえばパン屋さんのような食品を扱うお店では
天候や季節の変化による需要予測が難しく
食品ロスの原因となっています。
また、デパートに入っているパン屋さんの場合
閉店間際にもある程度品物が残っているようにする
ノルマのようなものがあり
それがロスの原因になってしまうこともあるようです。
そんな中、おもしろい取り組みをしているのが
「夜のパン屋さん」です。
「夜のパン屋さん」は
街のパン屋さんから売れ残りそうな商品を預かり
閉店後の夜の時間帯に代理販売する活動です。
売れ残りになるはずだったパンを
捨てられる前に“次の手へつなぐ”だけでなく
夜間や短時間シフトで働ける環境を作ることで
すぐにでも仕事が必要な人への
雇用も生み出しているところが
ユニークなポイントです。
この活動の発起人は、料理人の枝元なほみさん。
運営を行っているのは、ホームレス状態の方を中心に
生活困窮者の自立を支援する非営利団体
認定NPO法人ビッグイシュー基金です。
ビッグイシューが長年培ってきた
「社会の見えにくい場所に光を当て、動き出せるしくみをつくる」
という実践が、「夜のパン屋さん」という場で
フードロス削減という新たなテーマに出会い
地域に根ざした変化を起こす活動につながっています。
2020年に始めた当初は提携店舗が6店舗だったのが
今では北海道や静岡、京都のパン屋さんも含め26店舗に拡大。
通常はパン屋さんがしまっている夜の時間帯に
いろんな街のこだわりのパンが選べるのは
私たち消費者にとっても喜びですよね。
現在は都内4ヶ所で営業中なので
残業終わりに、仕事帰りに、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
・・・・・・・・
夜のパン屋さん
【神楽坂かもめブックス前】
営業日:月・木・金
時間:19:00~21:00
アクセス:地下鉄東西線 神楽坂駅 矢来口徒歩すぐ、地下鉄大江戸線 牛込神楽坂駅 A1 徒歩10分
【新田町ビル スターバックス脇】
営業日:水・木
時間:17:30~20:00
アクセス:都営三田線 三田駅 A2 徒歩1分、JR山手線 田町駅 三田口徒歩1分
【アーバンネット大手町ビル1F】
営業日:月
時間:17:00~20:00
アクセス:東京メトロ 大手町駅 A5 徒歩1分、A5地下通路直結
【つるかめ商店軒先】
営業日:金
時間:18:00~21:00
アクセス:東急田園都市線 三軒茶屋駅 南口B 徒歩7分