日本のプラスチックリサイクルについて
2023年8月13日 環境問題のこと
プラスチック使用量世界第2位、生産量第3位を誇る日本。
そのうちどのくらいのプラごみがリサイクルされていると思いますか?
近年の日本のプラスチックリサイクル率は、80%を超える高い結果が出ています。
しかし、そのうちの半分以上はサーマルリサイクルといって、プラごみを焼却した際の熱を再利用するというものです。
化石燃料を燃やしてプラごみを焼却しCO2を排出するサーマルリサイクルは、地球温暖化にも繋がり本当の意味でのリサイクルとはいえせん。
また実際このサーマルリサイクルは、国際基準においてはリサイクルとは認識されていません。
残念ながら、サーマルリサイクルを除いた日本のリサイクル率は約20%台にまで落ち込んでしまいます…。
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【プラスチックのリサイクル方法】
①マテリアルリサイクル
→プラスチックのまま新しい製品に生まれ変わらせる
②ケミカルリサイクル
→化学反応によって有用な化学原料に変換して活用する
③サーマルリサイクル
→プラスチックを焼却した際の熱エネルギーを発電などに活用する
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今後、日本のリサイクル率を本当の意味で上げるためには、マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの割合をどのようにして増やしていけるかが課題となりそうです。
とはいえリサイクルは最終手段。
私たち一人ひとりが、プラスチックゴミを減らしていくことが何より大切です。
私たちがコンビニやスーパーで使うレジ袋は、年間約400億枚のペースで消費されているといわれています。
まずは家にあるエコバックを持ち歩くことからはじめてみませんか🌱