Column

再エネ探訪「風力発電」

2023年10月9日 未来の資源とエネルギーのこと

地球温暖化の原因となる温室効果ガスを排出せず、自然を資源として活用する再生可能エネルギーの需要は年々高まっています

中でも風力発電は、風量の多い場所であれば昼夜問わず発電でき、再エネの中では電気への変換効率も水力に次いで高い発電方法です。

今や世界の電力の8%は風力発電によって供給されていますが、その中でも高いシェアを占めているのが中国やアメリカです。

日本は、2030年までに全体の1.7%を風力発電にするという目標を立てていますが、残念ながら世界的にみた日本のシェアはまだまだ低く、目標の達成を懸念する声もあがっています。

そんな日本の風力発電の課題は

発電コストの高さ

課題解決のためには、

①風車の開発・運営を担うメーカーの育成

②メンテナンスの効率化

③保守運営を行う人材育成

など効率的かつ安定した供給システムの構築が必要不可欠です。

また発電時の騒音問題や、開発が進んだことによる適地の減少に対応するため、今後日本では海の領域を活用した「洋上風力発電」が注目されていますが、こちらも参入ハードルを下げるためのルール整備などが喫緊の課題となっています。

再生可能エネルギーは、火力や石炭火力発電のように限りある資源を未来から前借りすることなく、自然を資源とし、将来世代にわたって使い続けることができる持続可能なエネルギーです。

わたしたちにできることは、家の電気を再エネに変えて再エネ需要をアピールしていくこと。

ぜひ一緒に再生可能エネルギーを応援していきましょう!