ペロブスカイトってすごい!
2024年1月19日 未来の資源とエネルギーのこと
日本発の画期的な太陽電池が
今世界で注目されています。
その名も
ペロブスカイト太陽電池
薄いフィルムのような素材からできた
太陽電池なのですが
ちゃんと太陽光から電気を取り出すことができるんです。
その薄くて軽い形状ゆえにこれまでの太陽光パネルが
課題としていた広いスペースも不要。
ビルの壁面や屋上で手軽に太陽光発電ができ
さらに曲げられるので
曲面にも設置可能という優れものです。
しかも原料は日本で生産量の多い「ヨウ素」。
原料からの地産地消が可能になります。
このようにペロブスカイト太陽電池は
これまでの太陽光発電が不可能としていた
課題を次々と解消してくれる
画期的な次世代太陽電池として
世界中で研究が急がれています。
日本は太陽光発電で賄う電力を
2030年度までに14~16%に引き上げる
という目標を掲げていますが2022年度の実績は10.6%でした。
今後研究が進み、より高性能なペロブスカイト太陽電池が
出現することによって太陽光発電はより私たちに
身近なものになりそうです。
ちなみに、一般家庭への普及は2030年以降と予測されています