再エネルギー「地熱発電」について
2024年2月26日 未来の資源とエネルギーのこと
地球の地下には莫大な熱エネルギーが
蓄えられています。
それを活用したのが地熱エネルギーです。
とはいえ地球上のどこでも
地熱発電ができるわけではありません。
マグマが地表に近い地下部分にある火山地域の
地熱貯留層のある場所に限られています。
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【地熱貯留層とは?】
地上から割れ目を通って
地下に流れた雨水などが
高音の岩石やマグマに熱せられて
熱水や蒸気になり再び上昇し始めます。
その途中で、熱中に溶けていた
小さな金属などが地熱貯留層の上部に溜まり
キャップロックという層が形成されます。
キャップロックが蓋となり
熱水や蒸気を地下にとどまらせることにより
高音の蒸気や熱が地下に滞留する
地熱貯留層ができあがります。
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地熱発電は、マグマの蒸気が滞留する
地熱貯留層から熱エネルギーを取り出して発電しています。
つまり火山地域であれば
どこでもよいわけではなく
地表からの水の通り道があり
キャップロックが形成され
マグマがある
という3条件によって
「地表近くに地熱貯留層が形成された場所」でなくてはなりません。
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そのためこのような条件を備えた場所を
探すことが地熱発電の第一歩となります。
こうして地下から抽出された熱エネルギーは
昼夜を問わず安定した供給が可能で
持続可能な再生可能エネルギーとして
私たちに供給されています🌱