Column

アニマルウェルフェアアワード受賞企業

2025年7月15日 私たちにできること

アニマルウェルフェアアワードは

畜産動物・水産動物の

アニマルウェルフェアの動きを

より大きなものにしていくために

重要な一歩を踏み出した企業に対して

認定NPO法人アニマルライツセンターさんが

感謝を込めて贈る賞で

2020年から毎年発表されています。

今年の受賞企業は

キューピー株式会社

株式会社シャトレーゼ

株式会社七星食品

の3社。

それぞれの受賞理由は以下の通りです。

|キューピー株式会社|

キューピーは、2024年に

ケージフリー卵の調達に取り組むことを発表しました。

具体的には

↓↓↓

・2027年までにグローバルで調達するマヨネーズに使用する

ケージフリー卵の調達比率を3%から10%に引き上げる。

・2030年までに国内のキユーピーマヨネーズに使用される

卵の20%量をケージフリーに切り替える。

また、ケージフリーの市場拡大に取り組むことにも言及しています。

採卵鶏に過度なストレスを強い

様々な病気を引き起こす原因にもなるケージをなくすことは

何百万羽もの鶏たちの生活を改善することにつながります。

|株式会社シャトレーゼ|

シャトレーゼは、自社で放牧養鶏をはじめ

2024年に、その卵を使ったプリンの販売を開始しました。

甲斐駒ヶ岳の麓に位置する自然豊かな自社の養鶏場で

放牧4万羽という決して少なくない数の放牧を実施しています。

ちなみに、この卵を使っているのは

同社の高級ラインである「YATSUDOKI」ブランドのプリンです。

放牧、平飼いという環境の下、鶏たちはのびのびと自由に

走り回って過ごしているそうです。

|株式会社七星食品|

香川県の養豚場「七星食品」では

広々としたスペースで豚を飼育するなど

いち早くアニマルウェルフェアに取り組み

妊娠ストールフリーも取り入れていましたが

このたび新たに残りの豚舎も妊娠ストールフリーに

建て替えることを決めました。

養豚大手が妊娠ストールフリーに向けて動き始める一方で

国内の中小養豚場が取り残されつつある中

七星食品の活躍と姿勢は

大きなインパクトを与えるとして受賞に至りました。

七星食品さんのお肉や加工食品は

インターネットからも購入できます。

アニマルウェルフェアに配慮されたお肉を

購入したいと考えている方は

ぜひ、ホームページにアクセスしてみてください。

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 諸外国と比べ日本のアニマルウェルフェアは

まだまだ遅れをとっているのが現状です。

そんな中で、アニマルウェルフェアの向上に舵をきることは

企業にとっても勇気のいることだと思います。

私たち消費者は、その勇気ある一歩に敬意を表し

買うことで応援していきましょう。