アニマルウェルフェア:乳牛さんについて
2025年6月5日 私たちにできること

牛の寿命は本来20年ほど
といわれていますが
日本の乳牛の多くは生後5〜6年ほどで
屠殺されているそうです。
人間が飲むためのミルクを製造するために
人工授精をさせられ
狭い牛舎に繋がれたまま
ただ妊娠・出産・搾乳を繰り返すだけの一生です。
生後すぐに子牛と母牛は引き離されるため
子牛は母親に甘えることも
母親の乳から栄養をもらうこともできずに
牛舎につなぎ飼いされます。
しかも、牛の性格をおとなしくするために
89.7%(※2024年時点)の乳牛は
ツノを切断されるか
根本から焼き切られているそうです。
ツノの中側には神経や血管が走っているので
当然大きな痛みを伴いますが
麻酔はせずに行われることが一般的なのだそうです。
牛乳は学校給食にも出てくる
私たちに身近な飲み物です。
しかし、その牛乳がどのように
つくられているかを知っている人は
あまりいないのではないでしょうか。
知らず知らずのうちに
動物虐待に加担してしまわないためにも
価格や品質だけでなく
店頭に並ぶまでのプロセスにも意識を巡らせ
動物への虐待や搾取に
NOといえる消費行動をしていきたいですね。
NPO法人アニマルライツセンターが発信するWEBサイト
「HOPE for ANIMALS」では、より詳しく
畜産の現状やアニマルウェルフェアについての
情報が掲載されています。
https://www.hopeforanimals.org/
私たちにできるアクションやイベント
キャンペーンなども紹介されていますので
ぜひ、アクセスしてみてください。