Column

ゲノム編集食品とは

2025年5月6日 私たちにできること

ゲノム編集とは遺伝子を操作して

生物のゲノム(遺伝情報)中の特定のDNAを切断し

遺伝子を書き換える技術です。

 

この技術によって

特定の性質を持つ野菜や魚が

現在市場に出回っています。

それがゲノム編集食品です。

しかし厚生労働省は

ゲノム編集食品に対して安全性審査の

必要はないとしており

現在は、下記の通り

届出を行った上で販売することが

可能になっています。

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【現在のゲノム編集食品の取り扱い】

❶遺伝子組み換え食品に該当しないかの確認のための事前相談

❷遺伝子組み換えに該当しないとされた場合は届出の提出

❸届出された情報は消費者庁のホームページに掲載・公表

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また、こうして販売が許可された商品が

ゲノム編集食品であることの

表示義務もないため

「安全性を確認できていない食品を

知らないうちに食べてしまっている」ということが起こり得ます。

現在市場に出回っているのは

トマト2種類・

トウモロコシ・マダイ・フグ

ヒラメ・ジャガイモの

7品目です。

 

一方で、ゲノム編集食品については

来るべき食糧危機の救世主とも

捉えられており

その可能性を期待する声と

安全性を問う声とが入り混じっている状態です。

 

しかし表示義務がない以上

私たちに選ぶ権利が与えられていないことは事実です。

かつて、消費者の声によって

遺伝子組み換え食品の表示が

義務付けられたように

ゲノム編集食品にも表示が義務付けられ

消費者が選ぶ権利を取り戻せるよう

みんなで厚生労働省に声をあげていきましょ。