Column

動物愛護法 野良猫ちゃんをみかけたら~

2025年12月9日 私たちにできること

飼い主のいない猫も、動物愛護法で守られています。
今回は野良猫を見つけた時の対処法と地域猫活動についてお伝えします。

野良猫を見つけた場合
感染症などのリスクを避けるため
素手で触ったり抱き上げたり
無許可で保護することはなるべく避け
担当部署に相談しましょう。

相談先は野良猫の状態によっても異なります。

まずは、衰弱している野良猫を
発見した場合についてです。

動物愛護管理法に基づき
都道府県や政令市・中核市の動物愛護センターや保健所は
「負傷動物を保護する責務」があるため
衰弱している野良猫を見つけたら
自治体の動物愛護センターや保健所に相談し指示を仰ぎましょう。

また、動物病院に連れて行く際は捕獲する必要がありますが
動物愛護センターや保健所で専用の捕獲機を
貸してくれる場合があるのであわせて相談するとよいでしょう。

捕獲機がない場合は上から大きなタオルや毛布で静かに覆い
素手で直接触らないよう注意しながら
犬猫用のキャリーケースなどに入れましょう。

次は、元気な猫の場合です。
体調に問題がなさそうな野良猫を見つけた場合も
まずは自治体の動物愛護窓口や
地域の保護団体に相談しましょう。

自治体の窓口で地域猫活動や
地元のボランティア団体を紹介してくれることがあります。

首輪がついている場合は、迷い猫の可能性もあるので
地域の迷子猫情報を確認したり
警察に届出がないか聞いてみたりすることも大切です。

衰弱している猫と違って元気な野良猫は
行政がすぐに保護する義務がないため
地域猫活動やボランティアに委ねられることが多いです。

自治体の保護施設などでは収容数が限られているため
野良猫の命を守るためにも
地域猫活動に委ねることが最善策です。

野良猫の命を守るために
地域で野良猫を管理・保護しながら
人と猫が共生できる環境をつくってきましょう。