SDGs ②飢餓ゼロについて理解しよう
2024年12月25日 私たちにできること
世界には栄養不足に陥っている人が
およそ7億3,300万人
(世界人口の11人に1人)
いるといわれています。
飢餓の原因は複数あります。
一つは自然災害です。
気候変動などの影響で
ハリケーンや洪水・干ばつなどの
自然災害が起きやすくなっています。
飢餓に苦しむ人々の多くは
自然災害が起きやすい
国や地域に生活しているため
その影響で適切な食糧が手に入らず
栄養不良に陥ってしまうことが多くあります。
また紛争によって住まいを失ったり
難民キャンプでの生活を強いられている人も
充分な食糧を得られずに
苦しい生活を余儀なくされています。
そして先進国で問題になっている
食品ロスも飢餓の原因の一つです。
途上国でも
技術や設備が未発達であることから
生産・加工段階で食料を腐らせてしまう
食品ロスが起きていますが
先進国では食べ残しや
賞味期限切れ商品の大量廃棄など
流通・消費段階での食品ロスが
問題になっています。
実は、世界の食糧生産量は28億トン以上あり
すべての人が充分に食べられるだけの食糧は
生産されているといわれています。
それにも関わらず飢餓に苦しむ人が絶えないのは
上記のような食品ロスによって
食用に生産されている食糧の1/3が
捨てられているからです。
今や世界人口は80億人を突破し
2050年には97億人に達することが
予測されています。
食料安全保障を達成し
飢餓に苦しむ人々の栄養状態を改善するには
政府や国際機関による
食料システムの変革が不可欠ですが
同時に、わたしたち一人一人の行動も
その一翼を担っています。
寄付やボランティアなどを通じて
飢餓問題に取り組む団体を支援したり
食品ロスを出さないように工夫したり
小さなことでも、一人一人が実践することで
よりよい社会を実現する大きな一歩につながります。
ぜひ、できることからはじめていきましょう。