みなさんは、ジーンバンクをご存知ですか？

ジーンバンクとは、
動植物の遺伝資源を
探索・収集・保存・管理・提供をしている
施設やシステムのことです。

ちなみに、遺伝資源とは
動物の精液や胚、植物の種や細胞
微生物、DNAなどのことをいいます。

世界にはおよそ1750もの
ジーンバンクが存在し
合計で推定740万点の遺伝資源を
保有しているといわれています。

このように有用な遺伝資源を
保存することで農業や食品産業
科学技術の発展に役立てています。

またジーンバンクの存在は
生物多様性や生態系を
守ることにもつながります。
なぜならジーンバンクがあることで
品種改良による在来品種の減少や
気候変動による地球環境の変化などによって
存続が危ぶまれる遺伝資源を
守ることができるからです。

このようにジーンバンクは
私たちが持続可能な食糧生産を
続けるために欠かすことのできない
大切な遺伝資源を守り続けてくれているのです。