再エネ_ピコピカ
2025年7月25日 未来の資源とエネルギーのこと

水力発電というと大規模で
コストのかかるものを想像すると思いますが
今回ご紹介する“ピコピカ”は
両手で持てるサイズで
地域の水路などに簡単に設置できる
超小型水力発電機です。
農業用水路や排水路などの小さな水流さえあれば
個人や地域レベルでも発電できるという画期的な製品で
開発したのは、岐阜県にある角野製作所です。
3種類あるピコピカシリーズのうち
最も小規模なピコピカ10は
地域の防犯灯や獣害対策用電気柵などに利用されています。
また、発電した電力をバッテリーに蓄電し
照明やテレビ、冷蔵庫などの家電製品の動力として
使用できるピコピカ100や
家庭用の電力を賄える規模の発電が可能な
ピコピカ500は
日本のみならずミャンマーのような
電力供給が充分でない国でも活用されているそうです。
日本には、未利用の水力が
まだまだたくさん眠っています。
全国小水力利用推進協議会の試算によると
その量は原発3基分にも相当するのだそうです。
気軽に個人や地域レベルで導入できるピコピカは
今そこにある自然エネルギーを
余すことなく活用できる画期的な製品です。
ぜひ、注目してみてください。