再エネ_FIT制度
2024年2月5日 未来の資源とエネルギーのこと
みなさんはFIT制度をご存知ですか?
FIT制度とは
再エネを普及させるため
再エネで発電した電気を国が高価格で買い取る制度のことです。
そして、その分の費用は
私たちの毎月の電気代に上乗せされています。
ちなみに2023年の買取価格は1kWh当たり1.40円で、
一ヶ月の電力使用量が400kWhの家庭で
月額560円、年額6,720円ほどを負担していることになります。
(数字は経済産業省のHPより)
そもそも再エネは
従来の石炭火力発電が大量のCO2を排出し、
温暖化を加速させていると問題視される中、
それに変わるグリーンな発電方法として推進されています。
今や地球温暖化を防ぐために
CO2排出量を減らすことは
誰もが意識しなくてはならない問題ですが
FIT制度によって私たちも、地球温暖化の抑制や
日本のエネルギー自給率の向上にも貢献しているといえます。
一方で、過去に木質ペレットやパーム油によるバイオマス発電が
石炭火力以上にCO2を排出しているという問題が指摘されたように
自分のお金が本当にグリーンな電力のために使われているのかという
消費者としての厳しい視線も持ち続けていることが大切です。