近年、チョコレートの原料となる

カカオの価格が高騰しています。

カカオの価格高騰には

気候変動の影響で生産量が

減少していることが

大きく関係しています。

カカオの産地は

赤道から20度以内のカカオベルト

といわれる一帯に限られます。

中でも生産量が多いのが

西アフリカのコートジボワールとガーナです。

高温多湿な環境を好み

一定の条件に見合った場所でしか

栽培できないカカオは

とてもデリケートな植物です。

そのため近年の熱波や干ばつ

大雨などの異常気象によって

生産適応性が低下し

生産量が減少してしまっているようです。

これらの状況に対応するために

干ばつや病害虫に強いカカオの

品種改良などの研究も進められているようですが

根本的な問題は気候変動にあります。

また、カカオ農家は家族経営の

小規模な農家が多く

カカオの生産には、児童労働などの

倫理的な問題も隠れています。

私たち消費者はチョコレートを買うときに

気候変動に影響を及ぼす

「農地伐採や大量の農薬散布をしていないか」

あるいは

「農家に適切な賃金が支払われているか」など

商品の裏側にも

注意深く目を向けていく必要があります。

2月はバレンタインデーもあり

1年で一番チョコレートの消費量が多くなる時期。

だからこそ

自分の消費行動を見直す機会にしていきましょう！