Column

サンゴを守ろう!

2023年9月1日 環境問題のこと

夏休みには、沖縄などのビーチリゾートへ行かれる方も多いと思います。

沖縄といえば美しい海とサンゴ🪸ですよね。

日本では沖縄のサンゴが有名ですが、世界中の様々な場所に分布しています。

サンゴは見た目は海藻のようにも見えますが、実はクラゲと同じ刺胞動物で、夏はサンゴの産卵の時期にあたります。

初夏の満月の近い夜にサンゴの表面にあるポリプという突起から精子と卵子の入った丸いバンドルが出てきて、それが海中で弾けることで結びつき、新しいサンゴが生まれます。

そんなサンゴは、海の中でとても重要な役割を担っています。

✔︎ 生き物の棲家・隠れ家

︎✔︎ 水質浄化

✔︎ 生物多様性の保持

✔︎ 天然の防波堤としての減災機能

しかし残念なことに、今、美しい海の象徴でもあるサンゴが危機的状況にさらされています。

その原因は地球温暖化と海洋汚染。

温暖化による海面上昇は、サンゴと共生している褐虫藻を喪失させンゴの白化を招き、それが続くことでサンゴは死に至ります。また、海洋汚染による海の酸性化や富栄養化はサンゴの成長を阻害しています。

これらは私たちが出すゴミや生活排水などの影響によるものが大きく、私たちの生活に直結した問題でもあります。

この夏、沖縄や世界のビーチリゾートを楽しむ方も多いと思いますが、海水浴やマリンレジャーによるサンゴの破壊も環境ストレスのひとつです。

サンゴはもちろん、他の海の生物たちの邪魔にならないよう気をつけながら楽しんできてください😀

現地に行かれる方は、サンゴの生態系を知るエコツーリズムや、ゴミの海洋流出を防ぐためのビーチクリーンに参加してみてはいかがでしょうか。

沖縄では各地で気軽にビーチクリーン、街クリーンができるMANATI( https://www.instagram.com/manatiiworld/)という仕組みがあり、観光客でも訪れた先々でサクッと気軽にビーチクリーンができますよ🌱

また現地に行く予定のない方も、サンゴ保全活動を行っている団体へ寄付をしたり、コーヒーを飲むことでサンゴ再生活動に協力できる「35COFFEE」などの商品も販売されています。

海に行く機会が増えるこの時期だからこそ、未来の子どもたちに海の恩恵を繋いで行くために何ができるかを一緒に考えていきましょう🌍