ラニーニャ現象ってなんだろう？

2024年8月17日環境問題のこと

しばしばエルニーニョ現象と対で語られることの多い
「ラニーニャ現象」は、猛暑の原因の一つとしても知られています。

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そもそもラニーニャ現象もエルニーニョ現象も
南米ペルー沖から吹く貿易風（東風）の影響より
海水温が変化する現象のことをいいます。
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そのうちラニーニャ現象とは
南米ペルー沖からの東風が通常より
「強く」吹くことによって
太平洋赤道付近の日付変更線から
南米沖にかけての海水温が
通常より冷たくなる状態が続く現象のことをいいます。
つまり東風が強く吹くことで
暖かい海水が西側に吹き寄せる力が強くなり
厚い層になって西側に溜まり
反対に、南米沖では深海からの冷たい海水が
沸き上がりやすくなるため
インドネシア沖の海温は通常より高くなり
南米沖の海温は通常より低くなります。

さらに、この海温の変化によって
インドネシア近海では積乱雲の活動が活発化し
雨が多くなるという気象変化が起こります。

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そして、この赤道付近で起こった海水温の現象は
遠く離れた日本にも気象の変化をもたらします。

一般的にラニーニャ現象が起こったときには
日本の夏は猛暑・冬は厳冬になる可能性が高いといわれています。

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また、ラニーニャ現象が起こると
アメリカや北欧、南米の一部の地域などが
降水量の低下や干ばつの被害に見舞われ
小麦などの穀類の収穫量が減少するなど
世界経済への影響も心配されています。

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ではラニーニャ現象は
なぜ起こるのでしょうか。

実はまだその原因は解明されていません。
地球温暖化と関係があると指摘する
調査結果もありますが
自然変動とする調査結果もあり
専門家の間でも意見が分かれているようです。

そのため根本的な解決策はありませんが
ラニーニャ現象によって引き起こされる
猛暑や食糧不足に対応するためにも
食品ロス対策や断熱対策などを行ない
ひとりひとりが自分ごととして考えていくことが大切です🌱