再配達で排出されるCO2は東京ドーム170杯分!!!
2023年9月18日 環境問題のこと
いまや、私たちの生活には欠かせない宅配サービス。
2021年度の国土交通省のデータでは、日本のCO2排出量(10億6,400万t)のうち、17.4%(1億8,500万t)を運輸部門が占めています。
普段の生活であまり意識することは少ないかもしれませんが、実は輸送量とCO2排出量は比例しています。そこで注目したいのが宅急便の再配達です。私たちが再配達を依頼するたびに、余分なCO2が排出されていることをご存知でしょうか?逆に再配達率が 1%低下するだけで、約 2 万トンの CO2 を削減できるともいわれています。
ちなみに少し古いデータですが、2014年に再配達によって排出されたCO2は、年間42万t(東京ドーム170杯分)でした。
出典: https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/lp2019/index04.html
ちょっとした工夫で再配達はなくすことができます。
【再配達をなくすためにできること】
・宅配BOXを活用しよう!
・外出先で受け取ろう!
(運送会社の営業所やコンビニなど受け取り先を指定できます)
・送る時は時間帯指定をしよう!
(自分や相手が受け取れる日時を予め設定して送りましょう)
・アプリを使って配達日時を変更しよう!
(急な予定が入った時は運送会社のアプリから日時変更ができます)
「2024年問題」もいよいよ現実化する時期が近づいてきました。地球温暖化への影響はもちろん、運送現場で働く方々への負担を少なくするためにも、再配達は積極的に減らしていきたいですね
★2024年問題とは働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のことです。