太陽光パネルの課題とは・・・
2024年8月29日 環境問題のこと
2012年にはじまったFIT制度
(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)
により、太陽光発電は予想をはるかに
上回り急激に普及しました。
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太陽光パネルの寿命は
25〜30年といわれており
2030年代後半には
使用済みとなった太陽光設備の
大量廃棄時代を迎えることが予想されています。
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懸念されている問題点は以下の3点です。
①処理能力を超える量の廃棄パネルが出てくる可能性
②一部の業者が放置または不法投棄してしまう可能性
③太陽光パネルに含まれる有毒物質が環境を汚染する可能性
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上記の問題を防ぐためにも
発電事業者や住宅所有者には
太陽光パネルの適切な処理が求められます。
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具体的には
①発生抑制(リデュース)
②再使用(リユース)
③再利用(リサイクル)
④熱回収
⑤埋立処分
の優先順位で進めることになります。
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可能な限りリデュースし
処分する場合は
まずリユースの可否を
業者に判断してもらいます。
リユース不可であれば
産業廃棄物として処理することになりますが
ガラスやアルミなどの材料として
リサイクルできるのであれば中間処理業社へ
埋立処分となれば埋立処分業社へ渡る
というのが全体の流れです。
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発電事業者や住宅所有者が
解体・撤去事業者へ発注する際は
有害物質情報の伝達をきちんと行うことで
環境への流出を防ぐことができます。
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このように
来るべき大量廃棄時代に備えて
太陽光パネルの所有者が
責任を持った処理を行うことが求められています。
適切な処理には費用がかかるため
その分も見据えた予算をあらかじめ組んでおくことも大切です🌍