Column

気候変動と大雨の関係

2025年5月31日 環境問題のこと

ここ数年、激しい雨が降る回数が
増えている気がしませんか?

国土交通省の統計によると
1976年からの10年間と
2010年からの10年間の
時間降水量50mm以上の
降雨発生回数を比べたところ
2010年からの10年間の方が
約1.4倍の増加傾向にあることが
わかっています。

ちなみに「時間降水量50mm以上の雨」とは
滝のようにゴーゴーと降る
傘がまったく役に立たないほどの大雨を指します。

なぜこのような激しい雨が
降りやすくなったのでしょうか。
それには温暖化が影響しているとも
いわれています。

雨は空気中の水分が空に上がって
それらが集まってできたものです。
つまり水蒸気が多いと雲も大きくなりやすく
大雨が降りやすくなります。

気象の変化は様々な要因が
関係しているため
気候変動の影響のみを
分析するのは難しいのですが
気温が1度上がると水蒸気は
7〜10%増えるといわれており
このまま地球温暖化が進めば
大雨や洪水の被害はより
増加していくことが予測できます。

昨年も世界各地で洪水の被害がありました。
大雨や洪水は時に私たちの住む場所や
命までも奪っていきます。

それゆえに、温暖化の抑制は
他人事では済まされない
誰もが意識的に取り組むべき課題といえます。

小さなことからでも
できることから取り組んでいきましょう!