気候変動の影響で蚊の活動時期も変化している!
2025年10月3日 環境問題のこと

今年の夏も暑かったですね。
東京都心は8/18〜27に
10日連続35度以上の猛暑日となり
観測史上の最長記録を塗り替えました。
夏の厄介者といえば「蚊」ですが
蚊の活動適温は25度〜30度といわれているので
35度超えの猛暑では、蚊も活動をお休みして
木陰に身を潜めていることが多いのだそうです。
そのため猛暑の夏は、蚊に刺されるリスクが
ちょっと減るみたいですね。
その代わり秋になって過ごしやすくなると
蚊が活動をはじめるので
最近は、夏ではなく
秋に蚊のピークがシフトしてきている
といわれているんです。
蚊は小さな水たまりに卵を産み
そこで幼虫(ボウフラ)から成虫に成長します。
暑い時期だと1週間〜10日もあれば
成虫になるといわれています。
秋は、台風なども多く雨も降りやすい上に
夏場ならすぐに蒸発してしまう水たまりも
安定して残りやすいということもあり
蚊が発生しやすい環境が整っているんですね。
また、気温が落ち着いて蚊が活発化しやすいため
最近は、夏よりも秋の方が蚊に刺されやすい
という現象が起こりやすくなっています。
家庭での蚊対策としては
「水たまりを作らない」ことが有効です。
蚊は、ほんの数10mlの水にも卵を産みつけるため
植木鉢の受け皿に溜まった水や
バケツやジョウロに残った水などは
放置しないように気をつけましょう。