Column

海の酸性化について

2025年7月1日 環境問題のこと

産業革命以前、大気中のCO2量は

約280ppmで一定していました。

しかし産業革命以降に増加しはじめ

2010年には388 ppm

2024年には421ppmと

増加の一途をたどっています。

 

大気中のCO2の1/3は海に溶けているので

CO2量の増加は海にも影響を与えています。

海のCO2が増えると、水素イオンが増え

もともと弱アルカリ性だった海が

酸性に近づいてしまう現象が起きます。

これが「海の酸性化」です。

 

海の酸性化が進むと

サンゴや貝類、ウニなどの

体の中で炭酸カルシウムでできた

骨格や殻を作っている生物の

成長や繁殖、ひいては生存を

困難にしてしまう可能性があります。

 

特にサンゴのような生物多様性の高い

生態系が破壊されてしまうと

サンゴに依存している多くの生物も

生存が困難になり

海の生態系に大きなダメージを

与えることになります。

 

海洋酸性化への対策は

温暖化対策と同じで

私たちが排出するCO2を

抑制すること以外にありません。

 

節電やゴミの分別、3Rの徹底

自転車などエコな移動手段の選択など

日常の中でできることはたくさんあるので

ぜひ、みんなで実践していきましょう🌱