Column

絶滅危惧種のレッサーパンダについて

2025年10月9日 環境問題のこと

動物園でも大人気のレッサーパンダには

シセンレッサーパンダと

ニシレッサーパンダの

2種類の亜種がいます。

日本の動物園で見かけるレッサーパンダは

中国雲南省・四川省からミャンマー北部の山地林を

生息地とするシセンレッサーパンダがほとんどです。

ちなみに、動物園等で飼育されている

野生ではないレッサーパンダの数は

2017年時点で349頭で

そのうち263頭が日本で飼育されているそう。

日本はシセンレッサーパンダの飼育数

世界一の国としても知られているんですね。

それほどまでに私たち日本人になじみの深い

レッサーパンダですが

実は、野生のレッサーパンダは

レッドリストの絶滅危惧ⅠB類(EN)に分類されており

あと数10年で絶滅してしまう危険性があるといわれています。

野生のレッサーパンダが減少しているのは

森林伐採や農地拡大による生息地の消失や

密猟やペット目的での捕獲などが原因です。

この20年間で個体数が半減したとの報告もあり

現在、野生下での生息数は

約2,500~10,000頭と推定されています。

レッサーパンダを守るために私たちにできることは

現状を知り、多くの人にその学びを広めることです。

そして、保護活動をする団体に寄付をしたり

ボランティア活動に参加したりすることで

直接的な支援ができます。

また、根本的な原因となる地球温暖化を

これ以上前に進めないためにも

普段から持続可能な消費を心がけ

環境に配慮した製品を選んだり、ゴミを減らしたり

省エネを実践したりすることも

絶滅が危惧されている動物たちを守ることにつながります。

みんなでできることからはじめていきましょう!