Column

5月30日「ゴミゼロの日」に考えるアースオーバーシュートデイ

2025年5月30日 環境問題のこと

アースオーバーシュートデイとは

地球が1年間に生み出す生物資源を

人類の消費活動や廃棄物の量によって

使い果たしてしまう日のことをいい

人間活動が地球環境に及ぼす影響を可視化する目的で

毎年6月に国際環境シンクタンクの

グローバル・フットプリント・ネットワークが発表しています。

ちなみに昨年のアースオーバーシュートデイは

2018年、2022年と並んで最も早い8月1日でした。

これは「1年分の資源を8月1日に使い果たしてしまった」

ことを意味しています。

つまりそれ以降は未来の資源を

前借りして使っているということです。

アースオーバーシュートデイは

ここ数年8月上旬を推移していますが

1972年は12月25日だったことを考えると

この50数年間で地球へのツケは

雪だるま式に膨れ上がっていることになります。

グローバル・フットプリント・ネットワークは

「可能性の力」と題したWEBサイトで

アースオーバーシュートデイを

遅らせる方法についても発表しています。

たとえば、地球上の炭素汚染のコストを

炭素1トンあたり100ドルに設定することで

63日遅らせることができる。

あるいは、より多くの人が自転車を使えるように

自転車用のインフラを整備し

自転車での移動割合を最大35%増加させることで

9日間遅らせることができる。

といったように

具体的な効果と数字がわかるサイトになっているので

ぜひチェックしてみください。

https://www.overshootday.org/power-of-possibility/movethedate-visual/

ゴミゼロの日にごみを減らすことが環境問題にいちばん早く貢献できることを

みなさんで意識して生活することも大切ですね!

そして、一人一人が足元の生活を見直し

できることから取り組んでいきましょう!