Column

RSPOについて知ろう!

2025年11月3日 環境問題のこと

私たちの身近な食品や日用品には
実はパーム油が多く使われています。
チョコレート、スナック、洗剤や化粧品など
知らずに手に取っているかもしれません。

しかし、パーム油の生産の裏には
森林破壊や生態系破壊、労働問題など
様々な課題も指摘されています。

そこで登場するのが
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)です。

RSPOは、生産者、企業、NGOなど
世界中のステークホルダーが参加する国際団体で
環境・社会・経済の3つの側面から
持続可能なパーム油生産の基準を定めています。

そして、この基準に基づいて
生産・流通したパーム油を使った製品には
「RSPO認証マーク」が付けられ
消費者はこのマークを目印に
持続可能な選択をすることができるのです。

ちなみにRSPO認証には
主に次の4つの仕組みがあります。

❶Identity Preserved(IP)
認証された特定農園のパーム油を100%使用した製品

❷Segregated(SG)
複数の農園のパーム油を混ぜているが
完全にRSPO認証パーム油だけを使用した製品

❸Mass Balance(MB)
認証パーム油と未認証パーム油を混ぜつつ
数量を管理してバランスを取っている製品

❹Book & Claim(B&C)
クレジットを購入し間接的に
持続可能なパーム油を支援しているケース

B&Cは製品自体に認証パーム油が
入っているわけではなく
RSPO認証を受けたパーム油の
「クレジット」を購入することで
持続可能なパーム油の生産を支援していることを示すマークです。

RSPOについては以下の団体ページを確認してみてくださいね~

https://rspo.org/ja/

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普段何気なくしている買い物が
未来の森や生きものを守る一歩につながります。

RSPOの活動や認証マークの種類を知って
ぜひ、毎日の買い物に役立ててください。

また、25年11月3日~5日はRSPOのレポート会議がマレーシアクアラルンプールで

開催されており日本の企業も参加しています。

RSPOが普及していくことを皆さんで応援していきましょう!