SDGs ⑧働きがい
2025年5月2日 環境問題のこと

■SDGs ⑧働きがい■
日本はG7の中で最も
男女間の賃金格差が大きい国です。
また最低賃金額も世界と比較して
低いといわれています。
失業率は高くはありませんが、それでも
2024年11月時点で164万人もの人が
収入を得る仕事がない状態にありました。
仕事に就くことができない
あるいは低賃金のため働いていても
貧困から抜け出せないなど
日本にもさまざまな労働環境についての問題があります。
一方で世界の失業者は2022年時点で2億人にのぼり
世界失業者ランキング上位のほとんどを
アフリカ諸国が占めています。
そうした国々には、小さな子供や女性が
労働力として売買される
人身売買が未だに根強く横行しているなど
先進国とは異なる性質の労働問題も存在しています。
SDGs目標8は
こうした問題を背景に
すべての労働者の権利を保護し
そのための経済成長や雇用の推進を
図る目的で制定されました。
目標8が推進しているのは
地球環境の保護を前提とした経済成長であるため
経済成長が環境を悪化させない仕組みづくりも必要です。
その上で
女性や移民を含めた
すべての人の働く権利を守り
安心して働ける環境を作ることを目指しています。
目標8を実現するためには
関係団体に寄付をしたり
フェアトレードの商品を購入したり
エシカルな消費を心がけていくことが求められています。
また長時間労働を是としない考え方など
働き方に対する自分自身の意識改革を
自ら行っていくことも大切です。