SDGs ⑮陸の豊かさ
2025年8月5日 環境問題のこと

地球の約31%を覆っている森林は
私たちに食糧を供給し、生物多様性を育み
温暖化の原因となるCO2を吸収してくれる大切な存在です。
その一方で
1990年以降、世界の森林面積は
1億7800万ヘクタール(日本の面積の約5倍)
が失われ、地球上の陸地の約4分の1が
砂漠化の影響を受けているといわれています。
森林消失の原因は
農地開発や都市開発、違法伐採や
温暖化による森林火災など
私たち人間による活動の影響が大きいです。
また森林消失によって
土壌侵食が進むことで
砂漠化を引き起こす要因にもなっています。
土地が砂漠化すれば
そこを棲家としていた動植物が
行き場を無くし、生物多様性も失われます。
また、光合成の効果も失われ
大気中のCO2量が増加してしまうという
負の連鎖が起こります。
SDGs目標15「 陸の豊かさも守ろう」は
このような問題を背景に生まれました。
目標達成のために私たちにできることは
持続可能な森林資源から作られた製品を選ぶことや
4Rを徹底しゴミを出さないようにすることなど
日常生活における小さなアクションを
積み重ねていくことです。
また、地域で植林活動や
生物多様性の保全活動をしている団体があれば
参加や寄付をして応援することも
できることの一つです。
一人一人の小さなアクションが
動植物の命を守り
陸の豊かさを守ることにつながります。