磯焼けとは~
2024年3月5日 環境問題のこと
CO2を吸収し炭素を貯蓄する藻類は
地球温暖化に歯止めをかける
重要な役割を果たす存在としても注目されています。
海草や海藻などの海の植物は
太陽光の届く浅海域に生息しています🐟
この浅海域は海域全体の0.8%と
面積こそ小さいものの
海藻のおかげで貯蔵する炭素量は
全体の40%を占めるといわれています。
しかし今、その藻類が形成する藻場が
世界各地で失われつつあります。
この現象を「磯焼け」といいます。
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磯焼けにはさまざまな原因がありますが
✔︎海水温の上昇
✔︎開発による環境汚染
✔︎水産資源の乱獲
などによる環境変化が原因となり
異常繁殖したウニなどによる
食害が大きいといわれています。
日本では自治体などの補助金によって
ウニを駆除し海藻の種苗を移植するなどの
対策が行われています。
ちなみに磯焼けの海に生息するウニは
痩せていて可食部分がほぼないため
駆除された後は廃棄されていたそうですが
そのウニを買い取って
高品質なウニに畜養する
日本のスタートアップ企業が出てきたことで
よりサステイナブルな方法での
磯焼け対策が進むことが期待されています。
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美しい海を守ることは
私たちの未来に直結しています。
排水口の先は海であることを
常に意識して生活したいですね。